星ノ環では1996年から外国人技能実習生の受け入れをはじめ、2025年1月までに57名の中国人、インドネシア人と共に働いてきました。1993年に制度化された外国人技能実習制度も現在では特定技能制度もでき、以前よりも長く日本で働いてもらえることで仕事の活躍の幅が広がりました。
露地栽培と施設栽培の担当に分かれて農産物の生産管理や収穫、出荷などを担当。特定技能外国人材の中にはリーダーとして農場長をサポートし、マルチを引いたり、種を蒔いたり、出荷先とのやり取りや日本人パート社員への指導、トラクターでの作業なども行う。また会社で経営する飲食店での調理補助や接客などでも活躍している。
日本語能力の向上及びキャリア形成を目的としたスキルアップ支援に力を入れています。日本語学習の支援では、日本語能力試験の初回受験費用の補助や試験対策として業務時間外に学習をサポートしているほか、試験に合格した場合は奨励金を支給。また日常業務の中でも仕事内容を日本語で記録・報告するとともに終礼を当番制にしてその日あったことへの感謝を日本語で発表するなど日本語を使う機会を多くもつようにしている。外国免許切り替えや、準中型免許取得のサポートもしている。
キャリア形成支援としては、2年目の外国人材を対象に目標設定・管理の取り組みを行っている。各自月次で目標を立て進捗確認や振り返り等を行うことで仕事のやり方を学び、指示されて仕事を行うだけではなく自ら考えて仕事ができるようになることを目指している。
また長く働きつづけるため特定技能2号の資格取得のための学習支援や、外国人材が将来、母国に帰ってから日本での経験を生かしてどのように働いていくかを考えるために「起業ゼミ」を実施。「起業ゼミ」では外国人材に帰国してから取り組みたい仕事に対して事業計画策定のための指導・助言を行っている。
遠く離れた日本に働きに来てくれた外国人材のみんなに、「日本に来てよかった」と日本を好きになって帰国してもらえればと生活面でのサポートも実施。
日本の年中行事を通じて日本の文化に触れたり地域行事に参加したり、群馬ならではで、冬にはスキーに行くなど母国ではなかなかできない経験をしてもらうようにしている。
農園星ノ環は令和4年度群馬県多文化共創カンパニーとして認証されました。群馬県多文化共創カンパニーとは2017年に群馬県が創設した外国人材を雇用し、ともに活力を創り出すための優れた取り組みを行う事業者が選ばれる認証制度。
ミコ アラスタ(インドネシア出身)
主にレタスの定植や収穫、マルチ張りなど露地栽培を担当しています。育苗の防除で薬剤を使用するなど責任ある仕事を任せてもらえることにやりがいを感じます。外国免許切替えのサポートをしてもらい車やトラクターの運転もできるようになってできる仕事も増えました。また出荷時に取引先とやり取りする
ことも多く様々な人と関わることができて楽しく働いています。みんなを代表して認証をもらいました。